『吊るされた男』の読み方ガイド

anandi

このカードがもつ世界観

このカードには、罪人が後ろ手に縛られ、逆さまに吊るされている姿が描かれているの。

まさに「もう自分にはどうすることもできない」――
そんな、手も脚も出ない状況を受け入れざるを得ない瞬間を象徴しているのよ。

でもこれは、ただの無力じゃなくて、抗わずにじっと向き合うことで、内側に深い気づきを得るチャンスでもある、そんなカードなの。

カードの読み方のコツ
（初めての方はここから♡）

あの人の気持ちに『吊るされた男』が出たときは、 “あの人がこのカードの人物のような感覚の中にいる”とイメージしてみて。

「ここに描かれている人って、どんな人？」そんなふうに、カードの世界観と照らし合わせながら読んでいくのがポイントよ。

たとえばこのカードは――

ポジティブ寄り？ネガティブ寄り？

可能性がありそう？それとも厳しめ？

自分から動くタイプ？それとも受け身？

こんなふうに分類しながら読むと、あの人の“今の心の状態”がグッと見えてくるはずよ♡

ちなみに、タロットに描かれているのは寓意画（ぐういが）といって、目に見える絵の中に“隠れた意味”や“象徴”がたくさん込められているの。

だからこそ、正解を一つに決めつけるより、カードの絵から“何を感じるか”がとても大切なのよ♡

さ、右脳さんにがんばってもらいましょ♡

Anandi

●パターン①：恋愛どころではなく、身動きが取れない状況

あの人は今、まるで身動きが取れないような状態にいるのかもしれないわ。

プレッシャーや悩み、どうにもならない事情に縛られて、恋愛に気持ちを向ける余裕がないの。

たとえば…

そんなふうに「今はそれどころじゃない」と感じている可能性が高いわ。

この場合は、恋愛感情そのものが希薄だったり、あったとしても“行動に移す”ほどには至っていないパターンね。

●パターン②：あなたへの気持ちを手放しつつ、諦めの境地にいる

もう一つのパターンは、気持ちはあるけど、状況的に叶わないと悟り、受け入れている状態。

たとえば…

こうした事情を前に、あの人は無理に動くことをやめ、諦めることで心を保とうとしているの。

動けない自分に罪悪感を抱きつつも、それすら受け入れようとしているような状態ね。

どちらにせよ共通しているのは…

あなたに対して動けない、進展の可能性が薄いということね。

今は、無理に動かそうとしても逆効果よ。

この状況には、“じっと耐える時間”が必要なの。

あなたにできるのは、焦らず見守ること。

そして、自分の心の中にある執着や期待も、そっと手放していくことよ。

Anandiからのひとこと

あの人の気持ちが気になるのは当然よ。

でも、本当に見るべきは、あの人の気持ちじゃなくて、“あなたの心”なのよ。

愛って、お相手の反応で決まるものじゃない。

あなたの中にある“揺るがない気持ち”こそが、ホンモノの愛。

それだけは心に留めておいてね♡

Anandi